読み方・表示名 | ネオテーム |
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使用用途 | 甘味料( 甘味をつける。カロリーをおさえる。 ) |
使われている主な食品 | 飲料・菓子 |
使われている主な製品 | カンロ「 ノンシュガー紅茶茶館 パリコレグミ 」 サンライズ「 ゴン太の歯磨き専用ガム 」 明治「 キシリッシュ レインボーアソートボトル 」 亀田製菓「 くちどけハッピーターン 」 小林製薬「 ブレスケアミント 」 |
毒性 | 発がん性の疑い |
驚異の甘さの正体は
砂糖の200倍の甘さのアスパルテーム、そのアスパルテームの30~60倍もの甘さのネオテーム。あのモンサント社がもたらした新しい甘味料です。
モンサント社と言えば、全世界で賛否両論の、遺伝子組み換え作物の生みの親であり、もっとさかのぼれば、ベトナム戦争で使用された枯葉剤の生みの親です。
遺伝子組み換え作物をめぐっては、健康被害などの危険を訴える反対派と、危険性は証明されていないと肯定する国や企業が論争を繰り返しています。
モンサント社は長い歴史の中で、安全性が危惧される商品を世に出し続けています。
- 人工甘味料のサッカリンの製造・販売
- アスパルテームを開発したサール社の買収
- ラウンドアップと言う除草剤の開発と製造・販売
さらには
- ラウンドアップに耐性を持つ遺伝子組み換え作物の種子( 大豆・とうもろこし・菜種・綿など )とラウンドアップのセット販売
そして、この会社が新しく作り出したのが、最新の人工甘味料ネオテームなのです。
驚異の甘さを持つネオテームは、アスパルテームの構造に3-ジメチルブチルを合成して作られています。
アスパルテームと比較しても、化学的に安定していて、熱や発酵にも強いので、焼き菓子などにも使えるということです。
しかしこの「 3-ジメチルブチル 」とは、EPA( アメリカ環境保護庁 )が「 最も有害な化学物質 」に認定している物質です。
引火性・刺激性ともに高く、皮膚や目や呼吸器に刺激をもたらすと言われています。
モンサント社( の傘下のニュートラスイート社 )はそんな物質をアスパルテームとくっつけて、「 ネオテームに危険はありません 」と言っているのです。
「 甘さが強いので、使用量も少なくて済むからアスパルテームと比べて多少の毒性が強くても大丈夫。」と。
素朴な疑問ですが、ネオテームの開発・製造に関わっている人たちは、ネオテーム入りのお菓子を食べるのだろうか?妊娠中の奥さんや、自分の子供にも食べさせているのだろうか…?
ネオテームは、アメリカでは2002年FDA( アメリカ食品医薬品局 )が一般食品分野への使用を認めました。
日本では、2007年12月食品添加物として認可されました。
これで、現在日本で認可されている人工甘味料は「 アスパルテーム 」「 アセスルファムK 」「 サッカリンナトリウム 」「 スクラロース 」「 ネオテーム 」の、5種類です。
余談ですが、日本モンサント社は、日本の農業の振興に貢献したいと稲の品種開発にも取り組んでいるそうですが…。食べたいですか? 遺伝子組み換えのお米。