亜硝酸Na

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読み方・表示名 あしょうさんなとりうむ・亜硝酸ナトリウム・発色剤( 亜硝酸Na )
使用用途 発色剤( 食品の変色、黒ずむのを防ぐ。キレイな色を長く保つ )
使われている主な食品 明太子・たらこ・いくら・ハム・ベーコン・ウインナー・サラミ
使われている主な製品 ハムサンドイッチ・ホットドック・明太子( たらこ )おにぎり・明太子パスタ・寿司等
毒性 強い。急性毒性が強い。発がん物質に変化する可能性あり。

明太子、たらこ、ハム・ベーコン・ウインナー等に多く使われている合成( 自然界に存在しない )の食品添加物。

発色剤といって、食品の色をキレイに保つために添加されています。また、食中毒の菌を殺菌するためにも添加されているそうです。

ハムやベーコンの原料は豚肉、明太子やいくらの原料は魚卵( スケトウダラの卵など )ですが、これらの原料に含まれている筋肉組織や血液などの色素が酸化して黒ずんでしまうのを防ぐために、発色剤 ( 亜硝酸Na )が使われます。

しかし、亜硝酸Naは急性毒性が強く、これらの食品の原料( 肉、魚卵 )にもともと含まれている成分「 アミン 」と反応を起こし、ニトロソアミンという物質に変化してしまうことがわかっています。

このニトロソアミンは発がん性が認められている成分で、精製されたハムなどの食品の中から、実際に検出されたこともある危険な物質です。

胃の中など酸性の状況では特に生成されやすく、食べた食品が発がん性物質に変化している可能性はあります。

食品添加物を認可したり、使用量を決めている厚生労働省は原料に亜硝酸Naを添加する量を厳しく制限しているといいますが、それでも食品から検出されたり、胃の中で生成されることを完璧に防ぐのは難しいそうです。

また驚いたのが、これのスゴい毒性。

食品に添加されている量はごくごく微量なので、毒性が直接心配されるほどの量は使われていませんが、

亜硝酸Naの人推定致死量が0.18g~2.5gと言われており、そして、猛毒として知られ、よく火曜サスペンスなどで出てくる「 青酸カリ 」の致死量が0.15g。

亜硝酸Naとは僅か0.03gの差しかないわけで、つまり、亜硝酸Naも結構な猛毒になるようです。

青酸カリなんてどこで入手するの?と思ってしまいますが、同様程度の猛毒が、身近な食品に微量といえど入っているって驚きです。

これを知って怖くて食べられなくなるもの

管理人こぶたが好きだった明太子。

福岡に行くとおみやげで買っていたものにも、後々調べてみると入っていました亜硝酸Na。

無着色の明太子なら、着色料がなくて良いだろうという安直な考えも結局打ち砕かれて。。。明太子って食品添加物たっぷりの食材なんだとがっかりしてしまいました。

また、コンビニのおにぎり、お寿司屋さんの手巻き寿司にも亜硝酸Naが使われています。

また、コンビニでよく見かけるハムサンドイッチ。たっぷりのレタスとピンクのハムが入っている女性に人気そうなサンドイッチ。これにも入っていました。

 

サンドイッチには、ハムやベーコンが多くの商品に使われています。BLT( ベーコンレタストマト )サンドもそうですしハムとチーズのサンドイッチやホットサンドもそうです。

これらの原材料を見て亜硝酸Naを見かけたら、避けた方が良いかもしれないです。

亜硝酸Naが入っていないものもある

明太子・ハム・ベーコン・ウインナーにはほぼ、亜硝酸Naが添加されていますが亜硝酸Naを使っていない製品を作っているところもあります。

明太子おにぎり

セブン-イレブン

亜硝酸Naは使われていない明太子を使用しているそうです。

無添加明太子 楽天「 おとなの週末 お取り寄せ倶楽部
楽天で「 無添加明太子 」と検索すると結構出てきます
原材料:スケソウダラの卵(ロシア産)、食塩、本みりん、還元水飴、昆布エキス、純米酒、唐辛子、かつお節エキス

無塩せきウインナー 楽天「 ハム・ウインナー工房直送 夢一喜
楽天で「 無塩せきウインナー 」と検索すると出てきます。
原材料:豚肉、食塩、香辛料、ブドウ糖、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、香辛料抽出物、酸味料、香料

無塩せきウインナー・ベーコン EAON トップバリュー
イオンのトップバリューのグリーンアイシリーズのウインナー・ハム・ベーコンは全て亜硝酸Naが無添加の商品。
原材料(ウインナー):豚肉、豚脂肪、ポークエキス、結着材料(大豆たん白、でん粉)、糖類(粉末水あめ、麦芽糖水あめ、砂糖)、還元水あめ、食塩、玉ね ぎ、かつお節エキス、香辛料、酵母エキス、マッシュルームエキスmたんぱく加水分解物(豚肉を含む)、貝カルシウム。

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