代謝酵素を元気に働かせるためには、体内で作られる酵素を消化にばかり使わずに温存することが大切だと、他の章でもたくさん書きました。
このページではそれ以外に、酵素を活かす最適な調理法と、代謝酵素が働きやすい環境を体内で作る方法を紹介します。
酵素は熱に弱いけど、そこそこ熱い方が活性化する
代謝酵素が活性化する適温は、36.5℃~46.7℃程度だといわれています。
多くの酵素は48度から活性が失われ始めます。※一部の酵素は70度でも活性するなど、酵素それぞれに快適な温度があります。
48度から活性が失われると言っても、48℃に達した時点で急激にサクッと死んでしまうわけではなく、48度の温度では、2時間程度しか動けない、というような時間と温度の条件があるようです。
人間も40度の気温下では、運動能力も落ち、心拍数も上昇するなど普段と同じ活動はできません。酵素にとってもそれと同じようなものではないかと管理人こぶたは予想してます。
そのため一定時間以上の、焼く・煮る・蒸す、など熱を使った調理には向いていません。
酵素を多く含んだ発酵食品であるお味噌も火を止めた後に溶かしますが、これは風味を損なわないだけでなく酵素を壊さないためでもあるように思います。
最近では生きた( 活性した )酵素が摂れるように、48℃以下で加工されたドライフルーツや酵素サプリメントもあります。
管理人こぶたが体験した「 なかきれい酵素 」も48度以下で製造されているので活きた酵素が摂れると、人気が高いみたいです。
デリケートな酵素も、進化する製造方法でより身近にサプリメントや食品で摂れるようになってきたのは嬉しいですね。
常温よりちょっと高い温度が良い
実は、一般的な酵素は常温より少し高い温度で活性化することがわかっています。
そう言えば、管理人こぶたがお世話になっている「 消化を助ける酵素サプリメント 」も基本的にはみんな、冷たいお水で飲んでしまうと働きが鈍ってしまうため常温~白湯( ぬるま湯 )で飲みましょうという注意書きがあります。サプリメントがちゃんと体内で働くために、ここはけっこう重要な注意点でもあります。
体温が1度上がると免疫力は5倍に上がり、逆に体温が1度下がると免疫力は35%下がる、といわれるように、体温が高い方が体内の免疫力が高く、そして酵素の活性も高いということが分かります。
食物酵素を食事で摂るためにはお刺身やサラダなど、冷えているものが一般的ですが、体を冷やす作用のある野菜もあるので、( 特に夏野菜 )沸騰しない程度のお湯に生野菜をくぐらせて食べるなど工夫できると良いです。
また、体を温める食材と合わせて食べるのもお薦めで体温を上げる食品( ショウガなど )と合わせたり、ちょっとピリ辛な味付けも良いですね。
普段からの水分補給には白湯( ぬるま湯 )が凄く良いです。朝の起きがけに白湯を飲むと、デトックス効果も高まるそうです。
体温を上げる
代謝酵素が活性化する適温が、36.5℃~ということは人の平均体温は代謝酵素が活性化するために適切な温度になっているようです。
もし、平熱が35℃代で、低体温と言われる人の場合は体温を上げる努力をした方が良さそうです。
管理人こぶたは20代の頃、低体温気味で平熱は35.5℃。20代前半なので健康ではあるし、特に問題があるようには思いませんでしたが冷え性になったり、低体温は免疫が低いという話を聞いて、体温を上げるにはどうしたら良いんだろうと考えるようになりました。
そこで、効果があったな!と思ったのは次に2つです。
- 半身浴、入浴
- 筋肉トレーニング
半身浴など毎日、お風呂に入るのはお勧めです。半身浴の習慣を続けていると、汗をかきやすくなり「 代謝が上がった 」と感じるようになりました。始めのうちは汗はかきませんでしたが、だんだんと汗をかきやすくなったと言う感じです。
それ以上に、体温が上がったと感じたのは筋肉をつけたことです。ダイエットと、代謝アップを目的にスポーツクラブに通いトレーナーさんの指導のもと週一の筋トレを2、3年続けました。
体温が上がったのは初期の頃なので、適度な運動でも十分体温は上がるような気がします。
筋トレのポイント
筋トレと聞くと、マッチョになる、なんてイメージがありますが、女性の場合、マッチョになるほど筋肉が肥大することは逆に難しいです。
普段から運動をしていない場合はとくに、筋肉が大きくなるというより、引き締まるという感じです。腹筋は、筋がちょっと入ります。
管理人こぶたは、ダイエットのための筋トレだったのが、ちょっとハマりスポーツトレーナーの資格を取りました。
その時に覚えたコツをちょっと紹介します。
脂肪燃焼のための筋トレに最適なのは太もも、おしりなどの大きな筋肉を鍛えることです。脚も細くなって、ムクミにくくなり、体の代謝も上がり、脚だけでなく周辺の脂肪も燃焼します。
太もも、おしりを鍛えるのに一番効果が高いのが、モーニングスクワットと、デッドリフト。バーベルを持って行うフリーウエイトがお勧めです。
段々話がそれてしまいそうなので、筋トレの話はここまで、またどこかで紹介したいと思います(笑)