【危険】知らないうちに何十種類という添加物を食べている

食品添加物というと、代表的なものは保存料、着色料、発色剤などなどでしょうか。でもそれ以外にも、食品添加物には色んな役割を持った色んな種類が、本当にたくさんあります。

食品の裏に記載されているの「 原材料表示 」を見て、野菜や果物、肉魚などの食品、醤油、砂糖などの調味料以外ものもは全て添加物です。

保存料や光沢剤など、目的が分かるものから、亜臭素酸NaやL-アスコルビン酸という化学っぽい名前、ビタミンCやクエン酸など成分っぽい名前、赤キャベツ色素やオレンジ色素などの食品っぽい名前、全部、食品以外の、人工的なものです。

スーパーに行くと、野菜や肉魚などの生鮮食品以外、食品添加物が入っていない食品を探す方が困難です。
( 生の魚、生野菜にも添加物が使われている場合もあります。)

こんな中で、最近の食品の中には、「 保存料無添加 」「 着色料無添加 」などと記載されているものがたくさんあるので、保存料が入っていないなら、良さそうだな、なんて思ってそれだけで選んでしまいがちです。

「 ◯◯無添加 」と大きく書かれている商品ですら、その他の食品添加物はちゃんと入っているので、危険かもしれない食品添加物が「 無添加 」というわけではありません。

じゃあ、他には何が入っているのか、分かるようになった方が安心ですね。

ただ、管理人こぶたが問題だなと思うのは、どんなに気をつけて、原材料の表示をチェックしても何が入っているか書かれていな場合がある、ということ。全ての食品添加物が、原材料として表示されているわけではないんです。

知らない内にたくさんの食品添加物を食べている。ということが多々起きているはずです。

一括表示という隠れみの

例えば、「 調味料(アミノ酸等)」と表記されているもの。

調味料 = 塩、醤油、砂糖のようなもの?
アミノ酸等 = アミノ酸は体に良いもの!!

こう思いがちですが、かなり間違っています。

これは一括表示と言って、同じ目的を持った食品添加物は一括して表示して良いと決められています。なので実際に何が使われているかは、消費者にはわかりません。

ここに含まれる食品添加物は、調味料として添加しているもの、つまり、味を整える目的のものです。

以下のような食品添加物があります。

  • グルタミン酸ナトリウム
  • DLーアラニン
  • グリシン、等

一括表示は、「 目的が同じなら、何種類でも一緒に表示して良い 」というものらしく使用基準がないそうです。調味料(アミノ酸等 )という表示があるだけで、味を整える目的の食品添加物を数種類は食べている事になります。

食品を選ぶ際、なるべく食品添加物が少ない物を選ぶというのが基本ですが、一括表示には、数種類の添加物が含まれているというのを忘れずに、視野に入れておかないといけません。。

調味料(アミノ酸等)の他に、一括表示で表記されているものは香料、乳化剤、pH調整剤、酸味料、膨張剤、イーストフード、ガムベースチューイングガム軟化剤、豆腐用凝固剤、かんすい、苦味料、光沢剤、酵素

これらにくくられる食品添加物は、各表示に数十品目、

例えば、乳化剤に入るのはグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルなどなど、( シャンプーに入っているのも見たことありますね )

香料については130品目、天然香料を含めれば600種類にも及ぶそうです。

一括名添加の目的添加物の例
イーストフードパンなどのイーストの発酵を良くする塩化アンモニウム・硫酸カルシウム・塩化マグネシウム・臭素酸カリウムなど
かんすい中華麺の食感、風味を出す炭酸カリウム・炭酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウムなど
香料食品に香りをつけ、美味しさを増すアセト酢酸エチル・アセトフェノン・イソ吉草酸エチル・ギ酸イソアミルなど
調味料食品に旨味を加え、味を調えるグルタミン酸ナトリウム・5'-リボヌクレオチドナトリウム・コハク酸ニソーダなど
乳化剤水と油を均一に混ぜ合わせるグリセリン脂肪酸エステル・ショ糖脂肪酸エステル・カゼインナトリウム・レシチンなど
pH調整剤食品のpHを調節し、品質を良くするクエン酸・リンゴ酸・酢酸ナトリウム・アジピン酸など
膨張剤ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにする重奏・塩化アンモニウム・酒石酸カリウム・アジピン酸・L-アスコルビン酸など
酵素触媒作用で食品の品質を改善するアミラーゼ・ペプシン・プロテアーゼ・アクチニジンなど
ガムベースチューインガムの基材になる酢酸ビニル・エステルガム・グリセリン脂肪酸エステルなど
軟化剤チューインガムを柔軟に保つグリセリン・プロピレングリコール・ソルビトール
豆腐用凝固剤豆腐を固める塩化カルシウム・塩化マグネシウム・グルコノデルタラクトンなど
酸味料食品に酸味を与えるクエン酸・クエン酸三ナトリウム・乳酸・酢酸・アジピン酸など
光沢剤食品の保護、表面に光沢を与えるシェラック・モクロウ・ミツロウオウリキュウリロウ・カルナウバロウ・カンデリラロウなど
苦味剤食品に苦味を与えるカフェイン抽出物・ホップ抽出物・イソアルファー苦味酸など

表を見ると分かる通り、実際に添加されている食品添加物の化学的な名前を全て食品の原材料表示に記載すると、

  • 化学物質のようなものが並んで気持ち悪い
  • 表示する添加物名が多すぎで、食品を覆ってしまう

ということが起こり、商品が売りにくくなるという背景もあって販売者、生産者側からすると、なるべく表示させたくないと言う気持ちがあるようです。

実際に、食品開発のメーカーでは化学的な名前を記載することなく、何とか一括表示にするためにわざと同じ目的の添加物を余分に添加して、一括表示として表示するというような試行錯誤も行われているそうです。

また、韓国では全ての食品添加物を表示することが義務付けられているので日本から輸出した、全く同じ食品を比べてみると、裏に記載される添加物名の数は全然違うんだそうです。

ここで覚えて欲しいのは、

  • 一括表示には数品目の食品添加物が含まれている。
  • 知らない内に、多くの食品添加物を摂取している可能性がある。

この2点です。

日本人は一日に塩分と大体同じくらいの量、約10g程度のの食品添加物を食べているんだそうです。年間にして4Kg

これだけの食品じゃない食べ物が、体にどんな影響を及ぼすのか考えるとちょっと怖いですね。

キャリーオーバー

最後にもう一点、知らない人が多いのが、食品添加物の表記には「 キャリーオーバー 」というものがあって原材料になる食品を作るための添加物は表記しなくて良いというものです。ちょっとわかりづらいですか?

例えば、ドレッシングの原材料に「 醤油 」が使われていた場合、醤油に含まれる原材料や食品添加物「 大豆、小麦、食塩…など 」は表記されず、「 醤油 」とだけ記されています。

醤油は原材料として使われるので、醤油に使われている添加物を含め、原材料は全て表記されません。

原材料である食品に何が添加されているか、こればかりはどんなに頑張っても消費者にはわからないこと。

これに対する対策は、

  • なるべく安すぎない商品を買う
  • 少しくらい食品添加物を摂ってしまうことを想定して、極力、他の商品での添加物は摂らないようにする。( 食品添加物摂取の絶対数をなるべく減らす )

こんなところでしょうか。安い商品には、それなりの理由があります

本来、手間暇そして時間をかけて作るところ、食品添加物を利用することで、簡単に、時間をかけず、大量に作れるというメリットがあり、それが価格に反映されているということを忘れてはいけません。

具体的に、いつ知らないうちに、大量の食品添加物を摂ってしまっているのか例に上げて調査してみました。

次の「【危険】食品添加物にまみれた食生活を再現 」とご覧ください。

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