食物酵素(しょくもつこうそ)

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一生のうちに生産できる量が限られている酵素。酵素が尽きたら人は死んでしまいます。

また酵素不足は、あらゆる不定愁訴 ( 体の不調な症状 ) や老化、病気の原因とも言われています。体を健康に維持するため、「代謝」に酵素を十分に使うためにも消化で消費する大切な酵素の無駄遣いを減らさなくてはいけません。

そして、同時に酵素を外から取り入れることも大切です。食物から取り入れた食物酵素は消化酵素を助け、消化酵素の消費を軽減します。

消化酵素のサポートになるともいえます。

食物酵素は主に、生の野菜やフルーツ、発酵食品に多く含まれ食物自身が自分を消化する力を持っています。消化に、潜在酵素である、限りのある消化酵素だけで全てまかなう必要がなくなるのです。

例 )焼き魚定食

★ 焼き魚と白米を食べる場合。

焼き魚と白米の消化に、それぞれ10ずつの消化酵素が必要になるとします。

10 + 10 = 20

この食事では20の消化酵素を消費します。

(? 上記の食事に対して)

★ 焼き魚と大根のすり下ろし、生野菜を食べる場合。

白米でなく生野菜を、焼き魚と一緒に食べます。焼き魚に必要な消化酵素は変わらず10。

生野菜や大根おろしの消化に必要な消化酵素を10としても生野菜には食物酵素が含まれているため10の内の4は自らの酵素で消化を補います。

そうすると、生野菜を消化するために必要な潜在酵素 ( 消化酵素 ) は6となり、潜在酵素の分泌が通常より少なくてすみます。この分だけ、酵素の消費を抑えることができるのです。

取り入れたい食物酵素

  • 食事に生野菜を加える。
  • 焼き魚に大根おろしを添える。
  • 副菜に漬物と味噌汁を用意する。

これらは、食物酵素を十分に摂れる食事ですが、日本人にとっては、とても身近な一般食であり決して取り組みにくいものではありません。

日本食が世界で見直されているのもうなずける立派な酵素食ですね。

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